次の休日にいかがですか?今劇場でやっている映画作品とか。
週末に映画に連れていってもらう事があるのですが、
最近みた映画をとんとんと紹介していこうと思います!
是非人混みを避けながら、貴方の休日に、こっそり観にいってみて下さい。
THE LIGHT HOUSE
2週間程前に、映画館へ連れて行ってもらったときに観た作品です。
ネタバレしない程度に、とてもラフに説明すると、
「気難しそうな男二人が、孤独な島でひたすら帰りの船を待つ映画」です。
少しラフすぎたかな。(笑)
私はあらすじの情報を入れないで観たのですが、
白黒映画故に照明がより一層際立っていて、途中の意図的な怖い演出で、
「あれ、これってホラー映画?!」とちょっと身構えました。
一見頑固そうなじいさんと、主張が強そうな男性という関係で、一見じいさんが頭のおかしい人に見えるのですが、
実はこの二人は"特別"な共通点があるのです。
特別な共通点とは?
貴方は秘密を持っていますか?
また貴方はその秘密を抱えて生きることに、耐えられますか?
この映画の若い男性の場合は、大変な秘密を抱えたまま、それまで生きてきました。
誰にも言わなければ気づかれない。
しかしその秘密を背負っていくには、彼の精神は弱く、
秘密は彼を蝕んでいき、
自分が気づかぬうちに、人生で数ある決断に、その秘密は大きな影響を及ぼしていたのですね。
言わば”秘密”は、彼の人生のハンドルを握っていたといっても過言ではなかったのです。
一体どんな秘密を抱えていたのか、気になってきたでしょう?
これは現実なのか、想像の世界なのか?
映画を観てから結構な日が経っていて、うる覚えなのですが、
この映画で印象に残っていた英語は、
「Who are you?」でした。
お互いそれなりに親しくなった後の、Who are you / お前は誰だ?です。意味深ですよね?
エスカレートしていく、混沌とした世界を覗いてみたい人は、
是非映画館へ足を運んでみて下さい。
17歳の瞳に映る世界
女性の問題を題材にした作品でした。
筆者も女性な故、共感能力が低い私でも、胸がぎゅっとなる作品です。
ネタバレしない程度に、内容をラフに説明すると、
「心が不安定な年頃の少女が、性の問題に直面する」話です。
指を切ったとか、足を骨折したとかの方がマシに思えるくらい、
女性特有の悩みは深刻ですよね。
親にも友達にも、打ち明けることが難しい場合が多いのではと想像します。
この少女の場合は、かなり深刻でした。
ティーンエイジャーのときに出来た心の傷は、大人になっても深く残ってしまうものです。
特に近くに支えてくれる友人がいない場合は。
彼女の場合は、これまた可愛い顔立ちをした好奇心旺盛そうな従妹が、付きっきりで支えてくれていました。
どんなに辛い出来事のなかにも、良かったと思えることは生まれてくるんですね。
深刻な問題を抱える彼女に、せめて寄り添ってくれる従妹が居てよかったと思いました。
私の場合はいなかったので。(笑)
少女たちの瞳には
私個人的にはバスで、少女たちの表情を追っていくカメラーワークがとても好きでした。
バスに揺られているシーンって、いつでも何故か惹かれます。
新しい目的地へ向かっている、これから何か始まるんだっていう、緊張感でしょうか。
彼女たちの場合は、ネガティブな緊張感だったと思いますが。
複雑な彼女たちの不安と期待が混合した表情は、とても親近感が沸きました。
サムタイムズ
原題は、「Never Rarely Sometimes Always」なんですが、
Never(ない) / Rarely(稀に) / Sometimes(時々) / Always(いつも) という選択肢に分かれているのですね。
この意味は映画の最後まで観ているとわかります。
日本語の題名の「17歳の瞳に映る世界」という表現は、とてもこの映画に合っていると思いました。
私的には、原題よりも表現が豊かに感じて好きです。
とても現実味のあるお話だったので、パートナーがいる方、童貞の方にも観て頂きたい作品です。
是非映画館で、少女たちの体験を共有してきて下さい。