途中からファンタスティック・プラネットの話
横たわっていた親知らずを抜いたよーっていうお話です。
最近視覚過敏で訪れた歯科で、親知らずを抜く案内を頂いたため、
思い切って親知らずを抜く決意をしました。
私の歯は横たわっていらっしゃったから、遅かれ早かれいつか抜く運命を持っていました。
・お気に入りのTシャツを着て、自分を励ますことにした。
よく周囲から、親知らずを抜くと痛い、顔が腫れる、なかには数日入院したなんて話も聞きます。
それも横向きは大変だとか聞きますから、実際医師から説明を受けているときは手が震えていました。
この日ばかりはお気に入りの、安心できるTシャツを着ていって、自分を精一杯励ましました。
「身体の力を抜いて!私はこれからティバちゃんと瞑想タイムに入るんだ!」
ティバちゃんというのは、この青色で人型の生物です。
1973年に制作されたアニメ映画、「La planete sauvage / ファンタスティック・プラネット」に出てくる主要キャラクターです。
ティバちゃんはおとんやおかんと共に、瞑想の訓練をしています。
親知らずを抜いている間は、私もティバちゃんと共に、無になる努力をしました。
しかし文字通り引っこ抜かれたため、全く無にはなれませんでしたが・・・。
麻酔が効いていたため痛みはありませんでしたが、明らかに奥歯のあたりをほじくり回していることは分かります。
血の気が引いていくような感じがして、本当に大変な時間でした。
しかしまだまだ痛みは続きます。
抜く時も大変でしたが、抜いた後も同じくらい大変です。
横たわっていた歯の場合は特別なアプローチが必要なようで、
歯茎を切開→出ている前方の歯を削る→後方の歯を抜く→歯茎を縫うという工程でした。
それは小さい手術と同じです。
食欲はありますが、ご飯を食べようものなら痛みが顔半分を覆います。
暫くはバナナスムージーで栄養補給しようかな。バナナスムージー飲みたいし。
ファンタスティック・プラネット
1985年6月29日に日本で公開されました。
フランスとチェコスロヴァキアの合作です。
切り絵アニメーションという特別な技法を使って、制作されました。
ティバちゃんという愛らしい青色の女の子が、そこらへんで見つけた人間をペットにします。
テールと名付けられ、いつでもどこでも傍に置いていました。
テールは成長していき、ティバちゃんが勉強で使っていたヘッドフォンのような形をした器具を奪ってしまいます。
このヘッドフォンのような器具には、地形や人類、惑星についてなど様々な情報が記録されています。
これで人間テールは知恵を得ます。
そこからどんどん人間の仲間を増やしていき、ティバちゃんたちと対立するときがくるのです。
ちょいちょい間に出てくる愛らしい個性的なデザインのキャラクターや、ズンズンズンと響く独特の音楽も映画を盛り上げてくれます。
最近東京都内では様々な映画館で、再上映をしているようです。
是非こっそり人混みをさけて訪れてみてはいかがでしょうか。
吉祥寺 UPLINK / 7月8日まで